はじめに
支配下選手登録と育成選手登録では、いくつかの相違があります。 野球を観戦していても、以外とこうした内容を認識していることって、少ないのではないでしょうか?
おさらいも含めて、解説したいと思います
本記事でわかること
- 支配下選手と育成選手の違い
- 一軍登録と一軍出場登録
- 育成契約とは
支配下選手
支配下選手とは、日本のプロ野球球団(NPB)と契約を結び、球団に属する選手を指しています。
支配下選手の主な特徴は、以下の通りになります。
・背番号:0~99(1桁~2桁)
・1球団につき:70人まで登録
・最低年俸:420万円
・ドラフト指名
2軍試合への出場も可能である。
「一軍登録」と「一軍出場登録」には違いがある!?
一軍登録とは、支配下選手登録されている70人以内の枠から、29名を選び登録することです。
一軍出場登録とは、ベンチ入り選手の登録を指します。上記で解説しました、一軍登録:29名から”25名”を選び、ベンチ入りすることができます。
つまりは、支配下選手から29名を選び、さらにその中から25名がベンチ入りをする、25名で試合に挑みます。 29名の枠から溢れた選手は、2軍等で育成選手らと共に、練習・調整をしております。
また、25名の枠(ベンチ入り)から外れる選手は、基本的には「先発投手」や「連投の続いた中継ぎ投手」が休憩をはさむ意味で、外れる場合が多くあります。
育成選手
育成選手とは、育成を目的とし、支配下選手には属しません。また、入団後3年間という期限があります。
育成選手の主な特徴は、以下の通りになります。
・背番号:3桁
・育成選手の人数制限なし
・最低年俸:230万円
・ドラフト育成指名
1軍試合には出られず、2軍.3軍.4軍の試合のみの出場となる。また、2軍の試合に出場できる支配下選手は5名までの決まりも存在します。
下記に育成選手契約に関する解説をします。
育成契約について
育成契約期間は、入団後3年間という期限があります。 所属球団から翌年度の支配下選手として選手契約を締結されない場合には、11月末日をもって、自動的に自由契約選手となります。
なお、自由契約と開示された翌日から所属球団含む各全球団が、支配下選手または育成選手としての契約交渉ができます。また、該当の選手は翌年以降も、1年(1シーズン)おきに同様の手続きをおこない、契約を更新していく必要があります。
シーズン中の支配下選手としての登録は、7月末までである。これを過ぎた場合は、支配下登録は来年以降の持ち越しになります。
自由契約や戦力外から育成選手として、再契約することもあります。
戦力外にするには惜しい選手や、故障によるリハビリが必要な選手が、一度支配下登録を外れ、育成契約として契約を結びなおすこともあります。
また戦力外となった選手はトライアウトや入団テストを経て、他球団と育成契約を結ぶこともあります。
ただし、2024年8月にNPBからの発表によりますと、トライアウトの廃止を検討していることが分かった。
近年では、タイトル獲得やWBCで活躍されている育成出身の選手も多くいて、育成選手への期待も多く集まっているのではないでしょうか。
補足として、外国人選手の育成選手契約に特に決まりはないです。
まとめ(比較一覧)
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