この記事でわかること
- コリジョンルールの具体内容
- ピッチクロック
- ピッチャー編 走者がいる・いないでカウント(秒)が違う!?
- 牽制球 回数制限がある⁉
- バッター編
コリジョンルールとは
メジャーリーグでは2014年から採用され、日本プロ野球では2016年から採用されたルールです。
コリジョンとは「衝突」という意味で本塁でのクロスプレーによる衝突を防ぐ目的で制定されました。
- 得点しようとホームに向かってくる走者が、走路をブロックしていない捕手(野手)に故意に体当たり(接触)することを禁止
- 捕手(野手)がボールを持たない状態で、走者の走路をブロック(封鎖)することを禁止
- 捕手がボールを持たずに走者の走路をブロックしたと審判が判断した場合、審判員はその走者にセーフを宣言する
- 捕手(野手)が返球を捕球する際、意図せず捕球のため走路を塞ぐ形になった場合(返球が逸れたり、バウンドによる軌道の変化に反応して動いた結果)による違反はみなされない。
ピッチクロックとは(MLB)
MLBではすでに導入されている、ピッチクロックのルールを解説していきます。
ピッチクロック編でわかること
ピッチクロックといっても、ランナーが「いる」・「いない」また、「バッターに対して」も適応されるルールなのです。
ピッチャー編
2つの場面に分かれており、
1つ目:ランナーがいない場面 15秒とルールがある。
ピッチャーはボールを受け取ってから、15秒以内に投球動作に入らなければならない。
※15秒を超えてしまった場合には、投球せずとも自動的に1ボールが宣告されます。
2つ目:ランナーがいる場面 18秒とルールがある。
ピッチャーはボールを受け取ってから、18秒以内に投球動作に入らなければならない。
※18秒を超えてしまった場合には、投球せずとも自動的に1ボールが宣告されます。
牽制球にもルールがある!?(MLB)
試合の短縮を目的として、2023年シーズン開始から牽制球のルールが変更されました。
変更前までは、無制限に牽制球を投じることができました。 しかし、変更後は以下の通りとなります。
バッター編
計測時間において、打者交代にもルールがあります。
前打者の打席が終了後、次の打者が打席に入るまでの時間は30秒以内と制限があり、
またバッターは、残り8秒の時点でピッチャーに注意を向けていなければいけない。
(「構える」ではなく→「注意を向ける」)これに反してしまった場合、1ストライクが宣告されてしまう。
まとめ
- コリジョンルールは、捕手は走者の走路を、故意的に妨げることは禁止であり、走者は、ブロックしていない捕手へ故意的に体当たりをすることは禁止である。
- ピッチクロックにおいて、「ランナーがいるときは18秒」「ランナーがいないときは15秒」以内に投球動作に入らなければならない。
- 牽制球は実質2回。3回目は、アウトにする必要があり、セーフの時は、ランナーが自動的に進塁。
- バッターにも秒数制限がある。
MLBでも否定的な意見が多いピッチクロック。
私、個人的な感想としては、MLBは試合数や移動距離も考慮するうえで、
試合時間の短縮を目的にする思想は受け入れたいが、それより15秒~18秒の制限がなにより、選手(投手)への負担のほうが大きいのではないでしょうか。
シーズン通しても、投手の負傷者が多くでていますよね。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。